1.危険
静かに車が止まった…
車の中には3人の男が乗っていた…
運転している男はエリートサラリーマン風の男だ!
かなりインテリで知的なイメージを漂わせている…
夜中と言うのにサングラスをして格好を付けている…
後の2人は黒ずく目の格好で逞しく体育会系だ!
ヤッパリ夜中なのにサングラスをしている…誰が見ても怪しいし…
そうだ!あの怪しい連中なのだ!
車が止まった所は安野 丈 が勤めている会社のビルの入口!
そう!今、伊井 香 が会社中に忍び込んでいるのだ!
車のドアを開けて会社の入口へと体育会系の怪しい2人が中に入って行く…
運転してるエリートサラリーマン風の男は携帯電話で誰かと話していた…
少しして話しが終わり車から降りたエリートサラリーマン風の男はニヤリッと笑って会社の中へと消えて行った…
牧刑事「轟刑部!?あの車を見て下さい!!」
そこには、あの怪しい黒塗りの車が止まっていた!
轟刑部「あの車は間違いない!!」
轟刑部達は近くに車を止めて静かに忍び寄った…
しかし車の中には誰も居ない…
轟刑部と牧刑事の2人は顔を見合わせた…奴らは何処に?!周りを見渡した?!
牧刑事は目の前のビルをジッと見ていた…
ビルの名前に聞いた覚えが有った…
牧刑事「轟刑部!このビルの名前って…安野 丈 が勤めてる会社のビルじゃないですかね?!」
轟刑部は牧刑事の言ったビルを見た!
轟刑部は何かを感じてビルの入口に走って行った!
牧刑事も慌てて後を追った…
轟刑部「間違いない!奴らは、この中だ!伊井 香 も、この中に居るに違いない!」
ビルの中へ入るとエレベーターは6階で止まっていた…
轟刑部「階段で行こう!」
そう言って階段を上って行った!