あれから、1カ月。
キミは、彼女もでき、幸せに暮らしているそうだ。
ひまわりを覚えているのは、私だけだろう。
そう思っていた。
今日もひまわり畑に行く。
今も変わらず、美しく咲いている。
「あれ?」
だれかいるの?
「お前…」
キミは、私を覚えてくれてたんだね。
「アタシ、まだ、亮介がすきだよ。返事無くてもね!!」
キミの目に涙がうかぶ。「俺は返事かえす。」
「えっ…」
「俺も好きだよってな。」
かわらない笑顔で言う。
私は思いっきり泣いた。会えなかった分だけ全部ね。
キミは全部受け止めてくれた。
世界中の誰もが、ハッピーエンドになるかどうかは分からない。
でも、みんな、一人の大切な大切な人だけ思って生きてゆくのだろう。
完結