しとしと降る雨に打たれ
まだ寝静まった街を歩く
凍えまいと一人、
強く思った
約束は残酷で 待ち人こず
小さな電灯の下
うずくまり 捨てられた女
演じましょう
このまま 眼を錘むって
雨のなか 眼を覚ました時
最初に声をかけてくれるのが
あなただったらいいな
そんな夢をみてた あの頃の私は子供で
現実の辛さを受け入れられなくて
今は片方だけの銀のリング見つめて
あなたを思っては涙 雨に流しました
このまま 眼を錘むって
雨のなか 眼を覚ました時
最初に声をかけてくれるのが
あなただったら……
次に会う約束、二人の誓いの言葉
全て過去のこと もう叶わない
冷たい海に向かって走りだしたけど
現実の重さ故に足どりも重く
未遂のまま終わった 私の一人演舞
悲劇のヒロイン気取れるほど
私はまだ上手に踊れない