星「二人を見てるとムカつくんだけど。何か言いたいことがあるなら、言えよ!」
星は二人の態度に、かなりムカついていた。でも二人は、『話すことなんてない。』と言った。
果穂「ねぇ、私ミックスジュースの作り方がわかるんだけど、飲む?」
星「ミックスジュースって…。」
ミックスジュースは、凜の嫌いなジュースだった。けど、凜が嫌なのは、ジュースじゃなく、その中に入っているメロンが嫌いだって、果穂は知っていた。凜は果穂が知っていて、果穂の方をを向いた。星はそんなことに、気付くことなんて、出来なかった。果穂は材料を持って来ると言って、部屋を出た。凜も出た。果穂のさりげない優しさに気付き、果穂の元まで走った。凜は果穂の名前を呼んだ。凜の方を振り返って言った。
果穂「別に凜のためとかじゃないから。材料取って来るね。」
本当は凜のためであった。果穂はまた歩き出した。
凜「私誰にも話してないのに、どうして知ってるの?」
果穂は足を止めた……
つづく