喫茶店を出たばっかりだったので、すぐに店にはついた。
急いで店のドアを開ける。
外にいたから気付かなかったが、さっきの地響き、地震はすごかったようで店の中はグチャグチャだった。
しかし、人は残っていないようだ。
外にはパニックになって逃げ場なんてわからないくせに逃げている人が溢れているのだから当たり前か。
「だ…誰かいるの…?!」
店の奥から声が聞こえた。
聞き覚えのある声、あの娘の声だった。
急いで店の奥へ向かう。
「大丈夫ですか?!」
声をかけながら向かった先に彼女はいた。