その時、純が走って来た
星「純!どうしたの?」
純「有栖が城からいなくなったって…。」
星はこの時、なぜなのかわからなかった。純と星は、将生が来るのを店で待っていた。数分して将生が戻って来た。直ぐに純が言った。
純「星を借りてもいいですか?」
将生「はい。」
星と純は有栖を探しに行った。星は1つ思った所があって、そこに行くことにした。
星「私ね、働きたくて、働いたんじゃないの。有栖の母に言われて、働き始めただけなの。それはきっと、私逹と有栖を離らかすために、こんな考え方をしたんだと思う。」
純「きっと理由はあると思うよ。」
星は、どうすればいいのか、わからなかった。二人は少し黙って、純が喋り始めた。
純「いつか、有栖の気持ちにも、三人の気持ちにも気付いてくれると思う。だから星も、有栖の母の気持ちに気付いてあげられるといいよ。」
星「うん。」
二人はまた黙った。星の行きたい所へと歩き続けた……
つづく