後輩 二章?

等身大の自分  2009-03-16投稿
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「木下です。木下!!あなたの、指導係の木下ですよ!!」

「あっすっすいません。でも、俺の番号知らないんじゃなかったでしたっけ?」
「あなたの同期の、高橋君に聞いたのよ。」

「そうなんですか。いやぁビックリしましたよ。で?なんかありました?」

「そうそう、今日夜空いてる?というか、空けなさい!!先輩命令です。なーんてね。」

俺は、紫(コウ)のメール、ショックから立ち直りたくて・・・。

「全然暇なんで、遊んでください。」と、返事をした。

「じゃあ車で迎えに行くから、7時に○○駅で待っていて。」

「わかりましたぁ。」
俺は、これで今日は、紫(コウ)の事を忘れられると安心した。木下先輩に、感謝である。

7時・・・「おまたせぇ。」木下先輩が来た。

「先輩今日は?」

「えーとね、後輩と絆を深めようと思って、ドライブしよう。」

「ドライブっすか?・・・良いですねぇ。」

「何、その間は?嫌ならいいのよ、降りる?」

「いえいえ、まじ嬉しいっすよ。」

「ははは、おもしろいね、山下君て。」

そして、ドライブが始まり、しばらく仕事の話をしたあと・・・。

「ねえ、山下君は、彼女いないの?」

「いないっすねぇ・・・」
「ふーん、じゃあ好きな子は?」

俺は、言うべきか言わないべきか迷った・・・そして。

「今は、いないっす。」
嘘をついた。

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