すべてが運命なら

春樹  2009-03-16投稿
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朝、一安のお婆ちゃんが誰かと話している声が聞こえてきた。

一安のお婆ちゃんは電話をしてる。

私は意識だけ起きたまま、お婆ちゃんの会話を聞いていた。

そして電話の相手が誰なのかは、すぐにわかった。

一安のお母さん。

お婆ちゃんからしたら、娘さんだ。

お婆ちゃんは、私達が家出している事など知らなかった。

だからその電話の内容は、私達を心配してくれていた。

もうこれ以上逃げ回っても仕方ない。

家に帰される。

私はまだ寝ている一安の手を握り、そのままもういちど眠った。

私達が起きると、お婆ちゃんは今日一安のお母さんが私達を迎えに来ると言った。

お婆ちゃんの言った通り夕方になると、一安のお母さんが私達を迎えに来た。

一安のお母さんは家出の理由を知らなかった。

だから、一安を怒ろうとした。

そんなお母さんに私は、事情を説明して謝った。

一安のお母さんは、私を少しだけ叱った後気持ちはわかると言ってくれた。

そんな話しをしていたら、いつの間にか外は暗くなっていた。

今日はこのまま皆で、お婆ちゃん家に泊まって、明日の朝帰る事になった。

勿論、明日私は自分の家に帰される。



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