僕はメモを拾い、佐緒里を追った。
「砂浜いこうよ俺ちょっと休みたいし」
「分かった、後1日あるしまっいいか」
誰もいない砂浜凄く綺麗で、砂もサラサラで海も澄んでいた。
僕達は波打ち際にすわった。
僕はさっき佐緒里が捨てたメモを広げた。
「佐緒里読んでないよ」
「読まなくても分かる私入学したての時、剛吐と同じクラスで、一緒に学級委員だったんだ。一方的に私が好きになっちゃんだけどね…。剛吐人気あったし、そしたら剛ら告白されて付き合うようになった、けどいつも知らない女の子達といて私不安だった。剛吐と付き合ってるってゆう女の子もいたし、凄くショックで、剛吐にゆっても佐緒里だけに決まってんじゃんって。どうせまた会いたいとかでしょ。もういいよ」
僕は何て言っていいか分からず、ただ 黙ってきいていた。
「それにもうすんだ事だしね」
「えっ」
「私、子供おろしたの‥
剛吐の子…。親も誰も知らない」
佐緒里は大きな溜め息をついた。
「はー。何かスッキリした」
寝転がった佐緒里は笑っていたが涙がでていた。