流れ星

さき  2009-03-17投稿
閲覧数[339] 良い投票[0] 悪い投票[0]

初めてだった。
私の居場所をつくってくれたのは。
私は医者だ。
ある患者さんに、高岡さんという、20代の男性がいた。まえから、持病で、私のところへ来ていた。
そのころ、高岡さんは、私に好意をもっていたらしく、色々、プレゼントしようとしていた。
しかし、私は、職業がらそういった物は、受け取れなかった。
そして、一度、プロポーズされ、それをきに、ゴールインして、子供も、3人できた。そして、仕事を再開したとき、疲れが出たのか、倒れた。
そのとき、
「俺は、エロいし、冷めた事言うし、おもんないヤツやけど、俺でよければ、ずっとそばにおるから。」
自分も、病気で大変なはずなのに、よくこんな事言えると思った。
私はすぐ回復して、仕事復帰した。
一方彼は、持病が原因のガンにおかされていた。治る見込みはなかった。死ぬか、苦しみながら生きるかだった。
彼は笑いながら、
「お前のそばにおれるんやったら、生きたい。」と、言った。
しかし、それを言った次の日、彼は、病院に運ばれるが、息をひきとった。
今でも、心のキズは消えていませんが、子供のためにも、頑張っています。
[これは、実話です]

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 さき 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ