星が行きたかった場所は四人の思い出の場所だった。そこは大きな桜の木があって、いろんな花の種類がある場所だった。けど今はそこに、三人とも行ってなかった。忘れていたわけじゃないけど、三人は行こうとはしなかった。有栖は寂しくなると、1人でここに来ていた。純は綺麗だと思った。星はここに来て、四人で来ていた時のことを思い出していた。
星「私、気付いてあげられなかった…。」
星は有栖の辛さに気付いてあげることが出来なかったと思った。毎週月曜日には、ここに来ると約束をしていたけど、守ることが出来てなかった。星は有栖に嫌われても仕方ないと思っていた。先に裏切ったのは自分だと思っていた。そう思っていると、自分がしたことが情けなくて、涙が出てしまった。純は星の方を見ないようにした。星は心の中で何度も謝っていた。凜が星を呼んで、星は急いで、涙を手でふいて、凜がいる方へ振り向いた。星は『凜…』と呟いた。凜は星が泣いていたことに気が付いて、こう言った。
凜「どうしたの?」
星「私、有栖の気持ちに気付いてあげられなかった…傷つけてた…。」
星は反省をしていた。
凜「こういう運命なんだから仕方ないよ。」
凜は仕方ないと思っていた。
星「仕方ないって…私達が悪いんでしょ?」
星にはなぜ凜がこんなことを言ったのか、わからなかった。
凜「ここを離れたら私達、友達でもなんでもなくなっちゃうんだよ!」
凜は辛くなるなら、もう仲良くしない方がいいんじゃないかと思っていた。
星「ここを離れても、私達は友達だよ!例え会えなくても。」
凜「会えなかったら、もう友達じゃない!」
星は凜が言っていることに、理解出来なかった。凜は星と意見が食い違って、何処かへ行った。その後に……
つづく