その後に、純と竜が追い掛けた。竜は凜を呼んだ。凜は無視をした。竜がこう言った。
竜「星も凜も正しくない!けど、今を楽しめばいんだよ!」
竜は今ここで、星と竜が喧嘩をしてはいけないと伝えたかった。
凜「今楽しんでも、後は別れじゃん!辛くなるだけじゃん!」
凜が思ってることはわかっていたけど、それには納得がいかなかった。
竜「辛くなってもいいじゃねぇか!辛くなることを怖がんなよ!」
凜「怖がってなんかないよ!」
竜「じゃあ何で?星が思ってることも、有栖が思ってることもわからないわけ?」
竜も凜も必死だった。
凜「わかってるよ!でも、こうするしかないの!私だって、辛いの!もう、ほっといて!」
凜は今の気持ちがわからなかった。誰よりも、人のことを考えていたのは凜だと、竜は思った。
純「竜、今辛いのは、あの四人なんだよ!僕達が入っちゃいけないんだ。」
竜はうなづいた。純は今の四人が話し合っても、気持ちが変わることはないと思っていた。二人は城へと戻った……
つづく