四人はバラバラのまま、夜が明けた。
果穂は星が待っている場所へ行った。果穂と星はお互い謝って仲直りした。
二人が待って二週間後、凜が来た。2日経って有栖も来た。
四人は城へ戻ることにした。四人は自分の気持ちを素直に話せれなくて、喧嘩になってしまった。自分が苦しくなるのを恐れて…。でも四人は今初めて気付いたことがあった。自分の親はどうしてもやらなくてはいけないことだったから、仲間の知り合い、家族逹を殺してしまったんだと思った。今城にいる人達は皆、悩みを抱え、辛い思いをして城にいるんだと思った。
城についた。四人は有栖の母の部屋の前まで行って、ドアを叩いた。母からの返事はなかったが、母といつも一緒にいる人が『入っていいですよ』と言って、中に入った。でもそこには母はいなかった。有栖はこう聞いた。
有栖「母は何処に行ったんですか?」
教えてくれなかったけど、同僚はこう言った。
同僚「言ってました。有栖姫に友達がたくさん出来るといいと。」
四人は、嘘だと思っていた。
同僚「母様は悪気があってこんなことをしたんじゃないんです。理由があるんです。」
四人は納得が出来なかった。
果穂「この城にいる人達はなんで、何も喋らなくなってしまったんですか?」
同僚「母様からの命令です。ここにいる人達は母様を恨んでいることでしょう。」
四人はますます、わからなかった。しかし、有栖のためだと三人はわかって、城にいる皆にこの事を話すことにした……
つづく