…翌日の放課後…
実行委員会が始まった。
話しを聞きながら私は、隣に座っているターゲットの男の子を気にしていた。
どうやったら近づけるか…。
このタイミングを誤ると、もう先には進めなくなる。
……………………………。そんな事を考えている内に休憩時間に入った。
…今だ!
「ねぇねぇ…昨日廊下で待ってた女の子って彼女?なんかラブラブだったね。見ちゃった〜。」
「まぢで!誰も居なさそうだったから…。」
って彼は言葉につまりながら恥ずかしそうに頭をかいていた。
それからしばらく、私は彼と彼女の話しを笑顔で聞いていた…。
…第一歩完成…。
貴方はこれで私に害はないと感じてる。
私は、貴方と彼女の事認めてる…って思わせれば、いくらでもホコロビは出来るから。
これから先が楽しみだね。貴方と彼女の亀裂が大きくなる瞬間が…。
まだ貴方が私の計画に気づいてないのが、もっと楽しいけどね。
そして今日も幸せそうに帰って行く二人を見て、私は明日を楽しみにしていた。