わずかな29年間の人生において…どれだけ死を望み…淵まで行き死の壁を乗り越えれなかったか。
自傷癖があるわけでもない。
ただ…死にたいと思う事の精神的に弱さがあったと思う。
初めて死を希望したのは、わずか6歳の時だった。
原因は、母親からの虐待だった。
父に逆らえずにいる母。
父と母は、不仲ダッタ。
母は、父が浮気していても何も思わない。
父とは、恋愛結婚では、なく…一種の政略結婚ダッタようなものだ。だから母は、父に愛情がなかった。
父は、それが憎らしかった。
又父は、頭のいい人で母に対して言葉の暴力が凄まじく毎日家中に飛び交っていた。
母は、なにくわね顔で父の暴言に耐えていたが…精神的には、ボロボロダッタのでは、ないかと今なら分かる。
父が出張でおらず…幼稚園から帰ってきた私は、母と2人だった。
テーブルの上にシュークリームと牛乳が置かれていた。
大好きなおやつシュークリームに胸を膨らませ『いただきまぁ〜す。』……………
ガッシャーン。手が滑り牛乳を落としてしまった。
私は、慌ててキッチンから台ふきを手に取り拭こうとした時………
顔近くにいつま暖かみの感じる手が私の顔を通過した。
私は、一瞬の事で何があったのか分からない。
ボーッとしていると母の両足が私の目の前にあったのだ。
これが母の虐待への始まりダッタ。