くだらないと吐き捨てた。
退屈な日常は過ぎ去ってゆく。
僕が求めた『モノ』…それは何か?
何も解らない…でも、確かな『モノ』
この世界に有るのか?僕は探した…必ず有ると信じてた。
でも、それでも見つからず僕は、探す事を忘れてしまった。
僕は求める事にした。
君の瞳は何処か虚ろで哀しい…冷たい、冷めた瞳…。
いつか見た夢物語。
ノートに記した確かな想い。
でもそれは、いつか忘れてしまう。
僕は忘れた。
大切な『想い』を。
あの頃、夢見た未来の自分。
現実はムゴイだけ。
理想を求めても、いずれ現実に目が覚める。幻を追っても手に入らない。
解っていたさ。そんなこと。でも求めずにはいられない。
〔現実逃避〕
そうさ…現実(リアル)を忘れて何が悪い?
理想を求めて何が悪い