すべてが運命なら

春樹  2009-03-19投稿
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その日の昼間、私は自分の家に帰った。

死のうと思っていた。

家には誰も居ない。

私は水に、煙草の葉を入れて飲んだ。

誰かが、それで死ねると言っていた。

だが、まずいだけで何も起こらない。

じゃぁ、首を吊ろう。

私はドアノブにタオルを縛り、首を掛け、おもいっきり体重をかけた。

その瞬間、タオルがドアノブから外れた。

私は考えていた。

考えてるうちに、母親が帰ってきた。

死ぬのは、夜まで待つことにした。

家に居た私に、母親は嫌味しか言わない。

私は無視をする。

もうどうでもいい、私は死ぬのだから。

夕方のニュースで、誰かが凍死したと言っていた。

その夜、私は部屋にあったガラスビンを割り、破片を飲み込んだ。

そして、風邪薬一箱を飲み干した。

これで、夜中の間に死んでいると思った。

夜中の4時頃だった。

私は背中の激痛に目が覚めた。

ものすごい吐き気。

私はトイレに行こうとした。

だが、立ち上がろうとすると体が重い。

それでも何とかトイレに行き、口に指を突っ込み全て吐き出した。

私は自分で、口に指を突っ込んだ事に驚いていた。

私は助かろうとした。

吐き出した事で、少し楽になった私は朝になるまで自分に問いつづけた。

【まだ生きたいの?】

心の中でその台詞を、繰り返していた。



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