6月の終わり…
暑いくて、猛暑日だったのを思い出す…
無理を言って仕事を休み、娘を向かえに行った…
子供の頃の誕生日よりも、クリスマスよりも、正月よりもうれしくて眠れなかったのを思い出す…
やっと娘を家に連れて帰れる…
人を気にせず抱きしめたり、チュウしたり…
これからの幸せな生活を考えながら、病院へと急いだ…
午前9時…
病院について娘に会いに病室に…
退院前に検査があるらしい…
聴覚、視覚、感覚…
検査は昼前までかかった…
結果は…
右耳が少し聞こえていないらしい…
連れて帰るのは、無理なのか…
私はものすごく不安になった。
しかし、外来で定期的に診断するとの事だった。
少し、安心したが音が聞こえないかもしれない事にたいして不安がつのった…
障害者…
哀れんだ目で周りの人から見られる娘の事を想像した時、私は最低の親だと自分に激怒した。
どんな障害をもっていようとも、娘は、私の娘だ。
離れたところで淋しい思いをさせた分、いっぱい、いっぱい愛情をあげよう…
心からそう思った…
生まれてくる子供は、親を選ぶ事が出来ないんだから…
私の娘になってくれた事…
元気に生まれて泣いてくれた事…
それだけで今は、十分幸せ…
後の事はパパやママが助けてあげればいい…
一生一緒にいてあげるから…
そんな、不安を拭い去り、私たち3人は一緒に家に帰った。