僕は立派なヘビ人間
優柔不断な性格で
いつも迷ってばかりいた
右に左に
くねくねにょろにょろ
帰るところはどこにもない
何度も何度も脱皮して
生まれ変わってはきたけれど
鋭い目つきは変わることなく
いつも誰かを睨んでは
相手と距離を置いていた
いつの間にやら老いていた
ずっと独りで生きてきた
右に左に
くねくねにょろにょろ
結局たどり着いたのは
誰もいない孤独な場所で
残ったものは後悔だけ
ああ
どうせこうなるんだったら
もっと真っ直ぐ
生きれば良かった