信じる先に

かめきち  2009-03-22投稿
閲覧数[237] 良い投票[0] 悪い投票[0]

俺はある少年誌で漫画を連載している。
小さい頃に、手塚治虫先生の漫画を読んで、面白いと思ったのがきっかけだった。
やっとの思いで漫画家になったものの、連載は不人気で、どれも長くは続かなかった。
しかし、今、連載中の漫画は一番長く続いている。人気もそこそこあるそうだ。
嬉しいことであるのに、最近、イライラすることが多くなっている。タバコの量もかなり増え、机の上の灰皿には常にいっぱいだ。
ペンを持つのが嫌になる。
漫画家に成り立てのころはこうではなかったのに。

今の俺は手塚先生のように漫画を好きで描いているのだろうか?キャラクターたちを愛しているだろうか?
俺は死ぬまで漫画を描き続けるのだろうか?

初心に帰れとよく言うけれど、何度思ったのかはわからない。
悩むたびに同じことを思うけれど、少しずつ前に進んでいこう。
それを乗り越えて、本当の仕事の…漫画を描く楽しさがわかると、俺は信じているから。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 かめきち 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ