「どういうことだよ?!」
「どこが何の目的で爆撃してんだよ?!」などとみんなして声を荒げていた。
しかし、市長はそのまま続けた。
「何故、我が市が爆撃を受けたのか?どこの国によるものか?原因、情報などは、現段階で一市長の私には何一つ下りて来ていません。」
確かにその通りだろうと俺は思った。こんなオッサンに一々説明してる場合じゃないだろうし、国の上の奴らだってパニクってるんだろうから。しかし、それでみんなが納得するわけもなく、相変わらず騒然とした空気のままだった。
そんな中、ふと、彼女を見る俺。