健助はバットを避け、背もたれに飛び乗る。
ベンチが金属バットで叩かれ少しへこんだ。
健助「理奈!! にげろ!・・・って…あれ?」
理奈は既に遥か遠くにいた。
ボブが金髪の顔面を上段蹴りで潰す。
金髪「ーガッ・・・」
ボブ「うわっ 最悪! ローファーにカレー付いたっ」
兄ちゃん「ローファーより自分の心配しろや!!」
そう 言いながら兄ちゃんが殴りかかって来る。
ボブ「お前も自分の心配したらどうだ?」
兄ちゃんの拳が届く前にボブの前蹴りがみぞおちにめり込む。
しかし倒れない。
兄ちゃん(ーッ!! なんて威力の蹴りだ!!)
ボブ「タフだなっ」
続けて腹に膝蹴りを入れる。
流石に絶えられなくなり 腹を抱えながら倒れた。
次は3人同時に襲いかかって来る。
3人がバットと鉄パイプを横に振り抜いた。 が・・・
バットA「ッ!! 消えたっ!!」
パイプA「下だっ!!!!」
ボブは屈んだような形で逆立ちしていた。
そして屈めた身体を一気に伸ばし、足を広げて回転する。
3人は一瞬で吹っ飛んだ。
ボブ「YO! そんなんじゃ俺の相手は務まんねぇぞ」
周りの不良が少し距離をとる。
ボブ「逃げてもいいぜ?」
顔に笑みを浮かべながら冷たく言った。