一方健助は襲いかかって来る不良を次々と倒していった。
残った不良はあと6人。
そのなかにツーブロもいた。
健助は走ってツーブロに近づくとドロップキックを食らわした。
ツーブロは宙を飛び、後ろにいた男に激突する。
彼はその衝撃で持っていた鉄パイプを手放した。
後ろにいた男はすぐに立ち上がりそれを掴み上げる。そして2本のパイプを器用にクルクルと回し、ニヤリと笑った。
健助は先制攻撃を仕掛けようと一歩踏み込んだ。
だが飛んで来たパイプが額に当たり、足が止まる。
健助「痛っ!!」
男は残ったパイプを振り回し更に追い打ちをかけた。
しかしこの攻撃は見切ることが出来た。
カウンターが吸い込まれるように男の顔面に当たる。
この一撃で男は失神した。
目の端に一瞬ボブが映る。ボブの後ろにはバットを振りかざした奴がいた。
直ぐに駆け寄り無防備な横っ腹に中段蹴りをねじ込む。
そしてバランスを崩して倒れたところを下段突きで仕留めた。
ボブ「わりぃな」
そういいながらボブも後ろから健助を狙ってた奴を蹴りで吹き飛ばす。
健助「こちらこそ!」
もう立っている敵は誰もいない。
そこにあったのは清々しい青空と残った2人の勇姿だけであった。