これは、
中学生だった私の、
ある深夜での出来事です。
その夜私は韓国の某ホラー小説を読んでいて、その本はとても恐ろしい物語で、
しかも恐いから余計に私は気になって、
一晩で1冊まるごと読んでしまいました。
しかし、読み始めたのも夜だったため、
読み終わった頃にはもう、
私以外の家族全員がみんな寝ちゃってて、
ドキドキしながら布団に入りました。
…やっぱり眠れない。
携帯を開くと、3時ちょっと前。
身体はもう疲れてシビれてきた。
ちょっと気を抜いたら眠れるんだろうけど
寝たら変な夢見そうで怖い……。
…ガクッ。
力が抜けた。
けど、
凄い心臓がドキドキしてるのが分かる。
しばらくして、
私は自分の視点が変なことに気がついた。 身体は寝ているのに、お腹が見える。
足も。
そして、上を見ると
小説に出てきた白い服の女がいた。
その女は四つん這いになって、
私の胸とお腹の中間くらいを
掴んできた……!!
…コワッ!殺られる!
そう思って寝返りを打とうとした
…が
打てない!
夢か!
と思って目にものすごい力を入れた!
するとめちゃくちゃ目は痛かったが、
開いた。
…が女は消えない。
{{ (>冊<) }} うわぁあぁあぁ!
さっきよりめっちゃくちゃ力を入れた。
すると、シュワーッと薄くなって消えた。
まだやっぱり心臓はドキドキしていた。
布団をかぶってまた寝返りを打とうとした
…が、
……が、
………がっ!
三回目でやっと動けるような感じだった。
中学生なのに。
というかもっと老人だったら、
このまま死んじゃってたかもしれない…。
と思ったらずっと眠れなくて、
気がついたら6時になっていて、
ぼーっと見てるそばから母が立ち上がって
びっくりした。
そしてその後、
母が借りてきたその小説のビデオ化されたものを観たら、そのビデオの女が夢にでてきた女にそっくりで、驚いた。
終