やっと見つけた俺の居場所

ひろあき  2009-03-26投稿
閲覧数[439] 良い投票[0] 悪い投票[0]

【笑顔に一目惚れ】

「今日からお世話になります。よろしくお願いします」と ぴょこんと頭を下げたまりも

頭を上げた時 俺は頭のてっぺんから足のつま先まで強い電流が走った

可愛いーっ!

いや それ以上だ!

何と言えばいいんだろう…

今まで 見た事のないタイプだった

笑顔が最高だった
長身でややポチャ気味のボディだけど 全くイヤラシさを感じさせないどころかキラキラしたオーラを放っていた

それでいて おっとりした口調で 大勢の初対面の人の前でも物おじせずにきちんとした挨拶をする姿に 育ちの良さを感じた

俺自身は 学歴もないし背が低いけど 女性には不自由しなかった

と 言うのも親父が社長で羽振りがよかったから 玉の輿狙いの女性が入れ代わり立ち代わり俺に近づいて来た

俺の嫁も その中の一人なんだが 下心ありの女性には持ち合わせていない笑顔がまりもにはあった

まりもの笑顔 立ち居振る舞いに俺は一目惚れしてしまった

あ〜付き合いたいなあ…
でも お互いに家庭あるしなあ…

このときは 全く予想だにしなかった

俺とまりもが愛し合うようになるなんて事を

ちょうどその頃 俺の家庭には笑顔が全くなかった

元々人付合いの苦手な嫁だったが ガキが産まれてから拍車がかかり ほとんど一日中ガキと家でDVD鑑賞

そんな風に育てられたガキも 集団生活になじめず幼稚園のころから不登校を繰り返していた

俺自身 笑顔を忘れていたし笑顔に飢えていたのかも知れない



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ひろあき 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ