『再会はいつも幸せとは限らない・・・』
私は旬との待ち合わせ場所まで急いだ。
旬とこうやって逢うのは久しぶりでちょっと緊張気味。
元に戻ってからも色々とすれ違ってばっかりで逢えなかったから。
『あれ?憂ちゃん?』
後ろから私を呼ぶ声。
振り返るとそこには二人組みの人。
可唯くんと・・・もう1人合コンに来てた・・・。
憂「可唯くん。あ・・・この間はごめんね・・・?」
可唯「ううん。こっちこそ。あ、コイツ俺のダチで慎。」
慎「はじめまっして☆彡合コンのとき話せなくて残念だったね〜。」
憂「こ、こちらこそはじめまして☆彡」
慎くん・・・か。
よし覚えたぞ。
憂「あ、じゃあ私待ち合わせしてるから。」
可唯「あ・・・うん。ごめん引き止めて。」
その時一瞬可唯くんが顔を歪ませたのに私は気が付かなかった。
慎「・・・・・。」
その時だ。
あの人が私の名前を呼んだ。
『憂?』
憂「あ、旬。」
可唯「?!」
慎「・・・まさか・・・旬・・・?」
憂「え?」
旬「可唯・・ッ!?」
何故か三人とも驚いていた。
私は何が何だか分からなくてただそこに立っていた。
まさかこれが・・・・
最悪の再会だなんて知らなかったから・・・・・・。