レベッカの弟ジョン目線。
僕はジョン。レベッカの弟だ。油断していたら、怪しい男にさらわれて、狭い部屋に閉じ込められている。そして、もう一人、僕と同じようにさらわれてきた男の子がそばにいるのだが、どうやらこの子にも姉がいるらしい。僕たちはなんて似たような状況に置かれているのだろうか。すると、僕たちがいる部屋にあの美しい女性が入ってきた。
「ジョン、ケント。さっきあなたたちを探していたお姉さんたちに出会ったわ。探偵の所へ行くように言っといたからきっともうすぐ助けが来るはずよ。」
実はこの女性はスパイとして、この少年売春宿に浸入して、とらわれた少年たちを探偵などを通しては解放してあげていたのだった。
今までは上手くいっていたのだが、さすがに今回は少年売春宿のボスにばれてしまったらしく、彼女は数日後に射殺されてしまった。ーなんてひどいことをするのだろう!!
その翌日、少年売春宿に客が一人入ることを耳にしたので、僕たちはひどくおびえた。
「ジョン、僕怖いよ!」
ミアの弟ケントは泣きながら言った。