この春 高校生になった 私は喫茶店でのアルバイトに専念していた。
時給は500円。
何故なら、親の頼みで
中学からアルバイトさせてもらっていたので
上がることもなく
500円のままだった。
でも、嬉しい
少しでもお小遣いに
なるから〜
毎日、アルバイトで
おじいちゃん、おばあちゃんが朝のモーニング
に来るような
アットホームの中
コーヒーを運んでいた。
そんな、ある日、
一本の電話が鳴った。
「もし、もし」
「はじめまして、ヒロキ
と言います」
「えっ、誰...?」
「実は、友達のかよちゃんから、君の事、紹介してもらったんだ」
「何も、聞いてないんですけど?」
「実は、俺も君の電話番号もらっただけなんだ。 うわっ!緊張するな。 ごめんね、突然。一度、会って話しないかい?映画でも観に行こうよ!」
「でも、私。。。顔も知らないし、どうやって会うの?」「大丈夫だよ!最寄の駅まで行くから、といっても、実は学校の近くなんだよね。俺は君より、一つ年上の二年生なんだ。よろしくね」
と約束してしまった。
「どうしよう?」
私にとって、これが
初めての恋になるとは
想像がつかなかった。
そして、その日が来て
しまった。
ドキドキしながら、私は改札口付近へ近付いていった。
「はじめまして」
「ヒロキといいます」
「りさといいます」
彼は身長180?でスリムなハンサムだった。
初めての出会いだった