海斗「はぁ〜何であんなキレてんだよ梓………」
(あぁでも腹も減ったしテレビも見たいし…出てってもばれなきゃ大丈夫だろ…)
そう思った俺はこっそり部屋を出てキッチンに行った。
するとあの男と梓の会話が聞こえてきた。
梓「ダメよ!まだ早いわ!」
???「しかし…こちらももうそろそろ限界だ!」
梓「いや、ダメよ!あの子にはまだほんとの事すら話してないのよ!?」
(ほんとの…事?)
するとそこにもう一人別の年老いた男が入ってきた。
梓「アル!?」
アル「久しぶりじゃな、ミラ…」
(アル?ミラ?もう訳わかんねぇよ!)
梓「今は梓よ………」
アル「そうか………で、話しを戻すがカイトは遅かれ早かれこうなる運命なんじゃ…」
(ハ!?カイトって…俺のことか??)
梓「でも誓ったのよ!カイル様とリアナ様に!あの子を…カイトを守ると!!!」
アル「しかしだ、こちらもそう長くはない!早く手をうたねば確実に…………………………」
梓「どうしたの?」
アル「ふぅ………やれやれ、親に似たのかの…盗み聞きとは…のぅカイト」
梓「!!!」
アル「出てこい、わかっとるぞ」
海斗「さっきからなんなんだよ!俺を守るとか、まだ早いとか!」
アル「隠してももう無駄なようじゃの…」
海斗「………」
アル「まずわどこから話そうか」
そう言ってアルは話しを始めた。