忘れられないあなたを?

ちえ  2006-07-10投稿
閲覧数[362] 良い投票[0] 悪い投票[0]

隆二くんがそっとあたしの右手を握った。     「はぐれるとあかんしな。お前ちっちゃいし。」その顔は耳まで真っ赤になっていた。純粋でかわいい。にこにこして隆二くんを見ていると         「そんなみんといてや。照れるやん。」       「だってうれしいんだもん」「そか。笑」       握った手に力が入る。  「俺なぁ、ずっとボクシングやっとってずっと男子校やったし女と交流なくて、手繋いだのも今日が初めてやねんか、だからなんか変だったら言ってや。」   ほ〜。そうなんだ?知らなかった。だから純粋なのかな。なんかすごいうれしかった。20才で貴重な存在だよね。        一通り遊んであとはパレードだけってなった時に急に雨が降ってきた。    「パレードは中止いたします。」          「え〜!?一番楽しみにしてたのに。」       「ま、しょーがないやん、また来ればええやん。」  「うん!」        雨も悪くないな〜。また約束できたし。そして車に戻った。         「帰るか〜」       「うん。」        急に淋しくなってしまった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ちえ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
人気雑誌多数掲載
脂肪溶解クリーム


▲ページトップ