きっと何年か前から、あなたは田舎に帰ることを考えていたのね。
そういえば、今まで行った所に行ってみたり、たくさん思い出を作って、時々淋しそうな顔してる事があったよね。
こう決心するまでは迷いもあったと思う。
でも優しいあなたは親をほっとくわけにはいかなかった
私も 何となく田舎に帰ってしまうんじゃないかと思って、余計にしっかりとしがみついてたのかもしれない。
でも 、 心の中にはいつもあなたがいて、 長男という運命で、生れ故郷に戻らなければならなくなった現実は、仕方がない事だった。
月に何度かは戻ってくると行ってくれたから、 私は何とか理解しようとした。
だから 品川駅では、 なぜか離れていくという実感は湧かずにいた。
実際は、暫くあえなくなってから じわじわと淋しさが湧いてくる、沢山の思い出をたどっている。
でも、心の中にはいつもいつもあなたがいるから、淋しさを紛らわせる。
そう
いつも二人は一心同体だから通じあえるんだよね。
時間があればいつでも逢える。
ずっと いつも待ってるから
ずっと ずっと いつまでも一緒にいたい人だから
二人には 真実の愛があるのだから。
いつかは一緒にいられるようになれるよ。