存在?

 2005-11-13投稿
閲覧数[592] 良い投票[0] 悪い投票[0]

夏休み明けのテストだけは真面目に受けた。点数は自己最低点だった。それを菜々子に言ったら
「最近落ち目だよね〜」って言われた。ショックだった。菜々子は家があたしより金持ちだからいいじゃん…!!って思った。部活はやる必要も無いと思って辞めた。
久々に学校へ行った。放課後菜々子を人気のない場所につれだし自分の親が離婚した事や借金があることなどを話した。ただ同情してもらいたいがために話した。案の定菜々子は同情して優しい言葉を掛けてくれた。声に出して話してみると頑張ってないのはあたしだけだって事がよく分かった。両親は借金返済のために頑張ってるし祖父はあたし達が来る前から入院してたが、祖母は母がいないときの母変わり。
あたしは菜々子の優しい言葉と自分を美化した愚かな話の両方に泣かされた。この頃からあたしは理由も分からないまま涙を流す事がふえていった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 A 」さんの小説

もっと見る

エッセイの新着小説

もっと見る

[PR]
体に嬉しい成分
スウィーツなお風呂??


▲ページトップ