騒然としたグラウンドを離れ河川敷沿いを桜と歩いていた。
『どうしよっかね〜?』
「どうしようか?」
♪〜♪〜♪
そんな中、正午を告げるサイレンがなった。
『あ〜もう昼じゃんよ!そういや腹減らね?』
「減ったね〜」
『じゃあ、食いに行く?』
「いいね〜でも、お店開いてなくない?」
『あ…そっか〜』
その通りだった。そういう桜が働く喫茶店もみんな逃げたのだから。こんな状況で人の為に働く人がいる方がおかしい。みんな家族とかのとこにいるだろうから。そんなことを考える俺に桜が切り出した。