「あたしが何か作ってあげよっか?」
『え?』
キョトンとする俺に桜はふざけながら続けた。
「何?嫌なの?桜ちゃんの手料理が食べられるラストチャンスかもよ〜?(笑)」
《ラストチャンス》 この言葉にリアルを感じた。だが顔には出さずに桜に付き合った。
『マジで?!そりゃ、食うしかないね!爆撃される前に(笑)』
「素直でよろしい!んじゃ、行くよ!」
『行くってどこに?』
「あたしん家!ここの近くで1人暮ししてるの!」
『へ〜そうなんだ〜てか、何食わしてくれるの?』
すると桜は悪戯な笑顔で聞いてきた。