きっと運命だったんだ…

 2009-04-06投稿
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「親父の調子が良くない…」

そう言ってうつむいた。
「今回は命まで取られるかもしれんわ…」

「ホンマぁ…」

それ以外に言える言葉が見つからんかったわ…。
そして7月19日…
夜中に電話が鳴った…

「親父がいったわ…」

電話口で泣いてたね。
すごく心配だったけど、ついキツい事を言ってしまったんだ…

「辛いけど、泣いてばかりはおれんよ。自分がしっかりせんとね!」

「うん。わかっとる。俺、頑張るけん、ずっと側におってや。当分会えんと思うケド…」

「うん。わかっとる。もちろん側におるよ。アタシが法くんの心の支えになるんなら…」

「ありがとう…ホントにありがとう…。俺、佳さんと一緒におって良かった。やっぱり佳さんじゃないとダメじゃわ」

そんなん言ってくれて、こっちの方が「ありがと」じゃわ。

「今度会った時にいくらでも言う事聞いたげるけん、それまで頑張れ!」
「うん。頑張る!俺がしっかりせんといけん!これでも長男なんじゃけん」

「ホンマじゃ。次に会うの楽しみにしとくよ」

「俺も。佳さんがおってくれるけん、頑張れるわ。じゃあまた連絡するけん」
寂しさと頼もしさを感じながら電話を切った…



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