誰の為の涙

彩乃,  2009-04-06投稿
閲覧数[184] 良い投票[0] 悪い投票[0]

4月,私は君と出会った。第一印象なんて覚えてないし,ましてや初めて交わした言葉なんて知るよしもない。…本当に小さな出会いだったんだなあと思う。
そんな私が君に恋をしたのはいつだったかな。私の記憶が正しければ確かもう2年前になると思う。いつの間にか惹かれてて,いつの間にか目で追ってた。君が好きだった。毎日が楽しくて仕方がなった。
でも君への想いはどんどん募って行って。私はどんどん辛くなって。君から話しかけられる度に思た。泣きそうになった。“所詮友達”
どんなに仲が良くても,むしろ仲が良ければ良い程苦しくなって行く。
あんなに楽しかった日々は一体何処へ行ってしまったのだろうか。君が隣にいると 私はおかしくなる。好きって 言ってしまいたくなる。
想いを伝えたくてたまらなくなる毎日。叫んで君の背中に飛び付きたくなる衝動に駆られた。
苦しくて,泣きたくて,泣けなくて。
好きさえも…実際言葉にする事は出来なかった。ただ…どんな結果になろうとも友達には戻れない事が分かっていたから。友達なのが辛い私と,友達じゃなきゃ不安な私。二つの思いが交差して,余計分からなくなる自分の心。ただ一つはっきりしてたのは,君が好きだと言うこの気持ち。もう鍵なんて意味をなさない程 募っていた。
好きで 好きで 大好きで。どうしようもないぐらい切なくて。
…今のままでは駄目だと,誰かが言った。
私だって分かっていた。…分からない振りをしていた。そうしないと 今にも涙が溢れてしまいそうだから。

私は 誰の為に泣けばいいですか?

この涙は君を想っての哀しい涙ですか?

それとも 定まらない自分の心に対する 冷たい涙ですか…?

‐誰の為の涙1‐

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 彩乃, 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
手軽に楽しむ贅沢
WHITE DIAMONDS


▲ページトップ