忘れられないあなたを?

ちえ  2006-07-11投稿
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「東京に!行ってきたの!」声をあらげてしまった。隆二は少し驚きながら   「そか。なんかこーてきたん?」          と言った。あたしは   「別に。」        と入れたばかりのコーヒーに目をやって言った。隆二は少し困ったように   「そか。なんか今日元気ないな〜?俺タイミング悪かった?なんかあった?」  と気づかう。そんな気遣いにイライラしながらまた 「別に。」        と言う。        「別にって〜、なんか今日おかしない?何でも言ってや。」          「だから別に何もないっていってんじゃん!しつこいよ!」          「……っ、ごめん。」   隆二がうなだれる。あーもーどーしてこーなるのー?もうこんなのやだ!!  「ごめん、あたし見ちゃったんだ。今日、東京で隆二を。女といるところ。」  「…!見られてたんや。」 「どーゆうことか説明してよ。」          「実は、今日と明日仕事休みやって…、その事お前に嘘ついてたんは謝るわ。でもな、びっくりさそ思ってした事やで。」      「?女は?」       「その事やけど、その女尋の友達やねん。」

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