私は友達を 傷つけた 一
番なかのよかった親友を
つらかった くやしかった
かなしかった
私は ずっと一人だった
いつも いつも
私は 変わった 自分を守るために…
まただ また聞こえてきた
死ね 消えろ うざい
耐えろ 耐えろ 耐えろ耐えろ 大丈夫 大丈夫 きっといつか 変わる日が来る ずっとそう思い続けて我慢してきた 我慢できた
不思議なことに 悪口を言われ続けると 自然と 自分を守る技術が ついてくる 忍法 聞こえないの術
人間よくできてるね
そんな日が続く なれたいけど なかなか これが なれられない もどかしい きっと 私は 生まれるとこを間違えたんだ
こんな つまらない人生を変えてくれたのが 私の悪口を言っていたはずの
友達
だった 私のこと ゆるしてくれた 休み時間 一緒にいてくれた 私を仲間として受け入れてくれた
私が傷つけたのも友達で
私を傷つけたのも友達で
私を助けたのも友達
辛いのは
一人
どんなに 強くても 一人じゃ 人間 なにもできない それを学べた
中学校生活三年間だった
在校生の 温かな 歌に 見送られ 楽しく つらかく 悲しかった 校舎に わかれをつげた