オレは、そのマンガのような光景に、こらえてた笑いが我慢できなくなり
思わず笑ってしまった。
オレの笑い声で
やっと夢から覚めたのと同時に
オレの存在にも気付いたようでオレの方を見た。
オレは(笑っちゃまずかったかな)と思い
真顔に戻り、晶という女も尻をついたままの態勢で
オレの顔をジッと真顔で見ている
数秒間、お互いジッと真顔で見合ってた
次の瞬間
思わずオレも晶という女も同時に笑ってしまった。
その笑いで
オレは晶という女に
さっきまでの、訳わかんねー女というだけの印象はなくなり
どことなく親近感がわいたのか
「大丈夫か?」
初めてオレの方から声をかけた。