俺たち3人は、海沿いに道路を歩きながら話した。
登「俺、有賀登美雄!3組!」
里「俺は里西照太、6組やよ。」
登「知っちょっし〜あんた有名人やわ!なっ、成!」
成「あぁ、知ってる。よろしく」
里「俺も二人とも知っちょっよ。でも、じょうって、名字?名前?」
成「・・・あぁ、名前。成功の成、でじょう。安達成。1組」
登「成って名字安達って言うと!?初めて知ったし!
ってかなんで俺らのこと知っちょって!?」
登美雄の問いに、里西は笑いながら答えた。
里「2人とも浮いとーから。いい意味で。」
登「学校から浮いとー!?そりゃそうよね〜。成とか進学クラスやとにね。」
登美雄はニヤニヤしながら俺を見たが、無視して里西に聞いた。
成「優等生は授業中に学校抜け出してスケボーすっと?」
里西は、
里「違う」
と答えた後に、
里「優等生やけんよ」
と、言った。
すると登美雄が、
登「成!俺らもスケボーしようや!楽しそうやしっ!里西に教えてもらうや!」
登美雄の目が輝いている。
里西はうすら笑いを浮かべていた。
俺は首を縦に振った。
とにかく、退屈から抜け出したかった。