永遠に愛しい・・12

しゅーり  2009-04-08投稿
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「あ、ありがとう」
オレはなぜか
そんななんでもない事に
ドキッとしてしまい
そんな自分を隠すかのように
「あと財布も入ってたんだ!」
そう言うと自分の机の所に足早に行き
机の中から財布も取り出した。

財布を手にすると、晶という女は
「財布も入ってたんだ?
あっ、けど私、神に誓って藤本昌平君の財布の中見たり、ましてお金盗んだりなんかしてないからね
たしかめてみて!」
そんな慌ててる晶に
「別に全然疑ったりなんかしてねェよ
ってか金も全然はいってないし、小銭すら入ってねェよ、ホラッ」

財布の中を見せながら
あわてる感じの晶を落ち着かせてあげたいと思ったのか
普段決して口数が多いいとは言えないオレが
一生懸命、説明などしてやっている

そんなオレの態度に
晶もホッとしたようで
「ありがとう
疑わないでくれて
藤本昌平君て優しいんだね」
晶は本当にに嬉しそうな笑顔をこぼしながら
「改めまして
私、三井 晶
晶だなんてなんか男みたいな名前でしょ
だから男友達でも呼ぶみたいに気軽に晶って呼んで!なぁんていきなり呼びずらいよね」
自分で言いながら1人で照れたりしている

そして自分の机の横にかかってる鞄を手にすると

「じゃあ帰るね、また明日ねー」

そう言いながら晶は先に教室から出て行った・・・



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