どんなに取り繕うとしても、冷静さを保つことが出来ない。
少し遅れて小栗に背の高いスレンダーな嬢が着座する。
会話は聞こえないが小栗も若干鼻の下が伸びているように見えた。
15分程した頃にボーイが麻佑に声を掛ける。
他の席に呼ばれたのか?
システムがのみ込めていない私だったが遠回しにまだ居て欲しいと望んだ。
彼女は「本当?」と言いボーイにサインした。
かなり盛り上がった。
2時間程して店を後にし、二人は歩きながら反省会をした。二人の言葉からは「いや〜最高だったな!」
それから何かに取り付かれた様に店に通った。
私はいつも麻佑を指名した。好きと言うよりも何か落ち着く感じで癒しすら感じていた。
一方、小栗はいつもフリーで入り数多くの嬢と時間を重ねていた。
その時13人目に現れた香織に出会った。
同じ席に座っていた四人は盛り上がり初のアフターに行った。