平等たるもの 2

白銀の背骨  2009-04-11投稿
閲覧数[624] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「なんだ?さっきの…」

窓の向こう側を、何かが…

人…か?

白のTシャツに普通のジーンズ、ブロンドの長髪。
そして、背中から生えていた、とても大きな、肌色の<何か>。


羽…だろうか…
ていうかさっきの、人間か?


俺は窓を開け、ベランダに出た。

涼しい風。いつもと変わらない風景。
俺はベランダから身を乗り出しながら、奴を、




目が、合った。

血で紅く染まった顔で、
あの女は、
確かに、こちらを、
俺を、見つめていた。



そして、微笑んだ。



俺は笑顔を送り返し、
部屋へと戻った。

不気味な奴だ。
まぁ直に誰かが救急車かなにか、呼ぶだろう。
わざわざ俺が第一発見者にならなくても…



羽…は?
そういえば、
さっき羽はあったか?

顔に集中していて、見ていなかった。


ついでに、もう一個。


窓、
締め忘れた。






その時、後ろから、何かが





既に、部屋の中に…いる。俺は思い切り振り返った。
白いシャツ、ジーンズ、ブロンドヘアー。

そして、羽、と思っていたところには、無数の<手>。
「おいおい、玄関はそこじゃないぜ?」



…この状況でこんなこと言えるNiceGuyは、多分、俺だけだろーな(-ω-)フッ…





こんなとこからだけど、
つづく

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 白銀の背骨 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ