高校3年最後の夏
僕たちの熱くそれに甘い青春時代が幕を開けた
僕の名前はナイキ
ちょっと不良気取り
でも本当は気が弱く
いつも毎日くだらねー
とか思っている
普通の高校生だ
でもそんな彼にも
ひとつだけ楽しい時間があった
それはサッカーをしているとき
サッカーを考えているときだ
(朝)
田んぼ道みたいな細い道
向かい風を受けながら
自転車のペダルをフル回転で漕ぐ
朝っぱらから汗だく
学校のチャイムと同時に校門をすぎる
つづく