警官「うわー待て!待て!事情を話すから!待てくれ!頼むからデスクを割らないでくれ!」
と警官は慌てた!
少し沈黙が流れた…
警官「私は警官ではない…情報機関の人間だ!…デスクとアナタがた二人を奴らから守る様に任務を受けている!決して敵ではない!」
轟刑部「証拠は?…敵ではない証拠は?…オマエが…いや、オマエらが敵ではない証拠を見せろ!ただ漠然とオマエの言っている事をハイ!そうですか!って鵜呑みには出来ない!」
警官「今は無理だ!…何も証明する物が無い…ただ信じてくれ!嘘ではない!もう直ぐ隠れ家に着く!その時になれば分かる!…本当だ!信じてくれ!…」
轟刑部「それが罠だったら?…デスクを奪う為の芝居だったら?…今まで危険な目に遭遇して誰が敵で誰が味方で誰を信じてイイのかも分からない状態でオマエの言ってる事を証拠もなしに信じろって言うのが都合のイイ話しだ!」
香「本当に味方なら今、車を止めて私達を降ろして味方の証拠を持って来て!」
轟刑部「そうだ!車を止めろ!証拠を持って来い!こっちはケガしてる老いぼれと、か弱い女の子だぞ!」
警官「…分かった!この先に広い路肩が有るから、そこに車を止める!」
パトカーは暫くして広い路肩に止まった!…
警官が降りて後部座席のドアを開けようとした時に「パーン!」と音がして警官が、ゆっくりと倒れて行った…
轟刑部は後ろを振り返った!
ライトを消した車が近付いて来る!
轟刑部「オイオイ!…本当に勘弁してくれよ…」
轟刑部はケガした老いぼれとは思えない身のこなしで運転席に素早く移りパトカーを急発進させた!
つづく