貴方の何処までを受け入れる事が出来るのだろう
私の限界は何処までなのだろう
タクシーの中も
改札をくぐるまでも手を繋いでいた
離した時の手の寂しさ
『またね』と貴方が笑う
『また月曜日に』と笑って背を向けた
振り返る事は出来ない
想いをそこに残してしまうから
帰りに貴方からメールが届いた
『今日は楽しかったよ、またデートしようね』
『遅くまですみません、また行きましょうね』
初めてのやり取り
離れていても繋がる物を見付けた
もう迷いは捨てた
とことん頑張ってみよう
貴方のもう一人の『好きな人』を越えてみよう
精一杯やって駄目なら諦めも付く
貴方のメールにそう決意した
相変わらず馬鹿だけど
どうせ苦しむなら突き進むしかない
貴方の心を奪っても
貴方までは奪えない
それでも私は構わない
『貴方が独り身ならば』
あと何度これを心で嘆かないといけないのだろう
また二人で過ごしたいと思ってくれているだろうか
別れ際
貴方も寂しいと思ってくれただろうか