げた箱に靴を投げ込み階段を駆け上る
ガラ〜ン
教室の扉を開けると
いつもの笑い声
いつもの顔
いつもの教室がそこにはあった
僕の机は窓側の一番後ろの席
ここからだと教室の全体が見えて
先生にもあんまり見つからない
何よりここの窓から見る景色は最高だった
ホームルーム
朝っぱらから先生の説教が始まり
マジだり〜と思いつつ
授業と言えば意味の分からない単語、言葉、その説明
僕にとってはまるで宇宙文字でしかなかった
だから制服に
iPodを忍ばせて
袖口からイヤホンを耳にあてながら音楽を聴いて
ずっと授業中寝ていて
たまに先生から注意せれる始末
だけど実際
クラスのほとんどは授業は聞いてなくて
ゲームや漫画、携帯など
誰も先生の話は聞いていませんでした
(極一部のがり勉を
除いては)
昼休み
いつも仲のいい蹴人(しゅうと)がやってきた
つづく