主催者
有吉ひろゆきはパソコンのモニターを眺めて笑っていた。
そうか、やっぱり金だよな世の中は…。そんなに欲しいか…。くれてやるよ…。
ただし、オレを楽しませてくれよ。
参加登録は、すでに40チームを越えている。ほとんどが、暴走族や走り屋崩ればかりだ。残りは暇潰しの金持ちか、逆に金に困った連中だ。
誰だって構わない。オレを楽しませてくれるなら。
レースを使ってトトカルチョでもやるか…。
また金儲けしてしまう。
一番人気はアイドルのタクヤのチームだろう。
対抗は走り屋のZEROとかいうチームかな?
穴はタレントのアヤのチームか…。女は恐ろしいからな。同じタレントチームでも筋肉バカやオカマでは、このレースは勝てないだろうよ…。歌手の参加は嬉しい誤算だ。
警察も動いているようだ。しかし、自分には、何があっても責任が及ばないように手配してある。
ひろゆき…。ここにも一人天才がいた。
しかし、ギャラクシーラリーには、石塚シンジという天才と石川遼一という逸材がいる事を、ひろゆきはまだ知らない。
様々な人々の想いを含んで、世界は加速してゆく。