汚染 84

ふく  2009-04-14投稿
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お昼は一緒に食べた
明日は貴方が職場から公用車で帰るから家まで送るよと言ってくれた
そして金曜日の夜にはまた貴方とご飯に行く

次々に交わされる約束
貴方と過ごす時間は増える
嬉しいしそれだけで心は踊るけど
もしもこの楽しい時間が消えてしまった時
貴方の想いが遠くへ行ってしまった時
どれだけの傷が襲いかかるのだろう

出来れば毎日貴方といたい
何もなく一人で帰る時は心に隙間風が吹く
出来る訳ないのに
例えば週に一度
貴方との約束があれば
それだけでも満足しないといけないのに

距離が急に縮まり過ぎて本当の恐怖を忘れかけている

いつまでも手元に置いてはいられない
必ず来る終わり
それならそれまではやりたい様にやろうと前を見ようとしても
私の背後にある影は消えない

貴方がいて嬉しくて
貴方がいて悲しくなる
強がりも捨てて弱くなる自分を貴方に預けてみたい
貴方が優しくするから弱くなる
貴方には他に居場所があるから強く見せる
想われた事で何もかも錯乱する

それでも貴方にメールをしてしまうのは気持ちを押し付けたいからじゃない
貴方に私の存在を知らせたいから
少しでも長い間私を感じて欲しいから
離れて行かない様
貴方を引き止めていたいから



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