それから殺人鬼・ジンの関係者リストをもらい、マグロを見送った。
「怜諭から親戚へ電話をかけさせるな」
という祖父の言葉を無視し、安晴兄さんの携帯に電話した。刑事だから、まだ忙しいのかな?
『はい』
「レイユだけど」
『ああ。何?オジさんらの?』
「まあ、ね」
………
両親の事件について分かった事は、凶器が父のだけ大きかった事と手紙が置いてあった事。手紙には、こう書かれた。
「I never don't die.Because I'm Jin.」と。
中学校の事件について、髪の毛も靴の跡も、紐の跡も付いていないらしい。
取りあえず、殺人鬼・ジンの関係者に会いに行く事にした。